令和6年支部総会&時局講演会 中田宏参議院議員講演「大転換期の世界と日本」
6月8日(土)、中田宏参議院議員を講師にお迎えして「令和6年支部総会&時局講演会」が開催されました。
中田先生は、大和学院大学経済学部卒業後に松下政経塾を経て衆議院議員秘書などを務め、平成14年に横浜市長就任。鈴木じゅんじ氏との縁や地元への思いを語りながら「自民党に入って良かった」と実感されていました。令和6年新体制のスタートです。ありがとうございました。

時局講演会要旨
世界の歴史と現代の類似性
• スペイン風邪と第一次世界大戦の関係から、感染症と戦争が繰り返される歴史を振り返る。
• 第一次大戦後、ブロック経済が世界を分断し、第二次大戦を招いた。
• 今の世界情勢も、アメリカから中国への覇権移行という「秩序の転換期」にあると警鐘を鳴らす。
自由で公正な経済秩序の重要性
• 中国の台頭とロシアの動きにより、戦後秩序が揺らいでいる。
• 日本はアメリカ・欧州と連携し、自由で公正な経済・国際秩序を守る必要がある。
• 日米同盟は「世界のための同盟」であり、日本が主体的に維持すべき。
地方自治の自立と工夫の必要性
• 自治体は「自立度合いを高める」ことが必要であり、「国に頼る姿勢」から脱却すべき。
• 横浜市長時代には、財政再建のため民間の力を導入(例:ネーミングライツ、広告活用、民間バス停整備など)。
• 高齢化が進行する地域では、住民の力を生かす地域づくりが不可欠。
地域における保守の役割
• 長久手のようなポテンシャルある地域でも、自立のための仕組みを整える必要がある。
• 建設的な提案と責任あるチェックを行い、「何でも無料」の風潮を戒め、自助・共助・公助のバランスを強調。
自民党への期待と責任
• 自民党は戦後の秩序と経済成長を担ってきた。今こそ価値観を共有する政党として再び信頼を得るべき。
• 単なる「与党疲れ」ではなく、外交・安全保障・エネルギー・少子化対策等、現実的政策遂行の軸を示す責任がある。
講演の締めくくりに
• 自身も60歳を迎え、次世代に「立て直した日本」を引き継ぐ覚悟を語る。
• 「この大転換期に、国や地域が何を選び取るかが未来を決める」と力強く訴えた。